一般投資家 investing public 2005 7 7

以下の文章は、7月4日に、このサイトのトップページに掲載したものです。
現在の株式市場では、チャート分析は、受難の時代と言えるでしょう。

一般の人 2005 7 4

 休日に、知人と話をしていて、
一般の人が、なぜ、株式投資を敬遠するのか、
その理由が、わかるような気がしました。
 知人が見たのは、7751キヤノンの日足チャートでした。
先月の6月23日までは、株価が、じり高基調で、
6月23日の日足は、陽線で、上に放れるような雰囲気でした。
日足チャートの形としては、よい形と言えました。
 ところが、それまでの経緯を、全く無視するような形で、
6月24日、6月27日と急落し、
今度は、一転して、悪い形のチャートになってしまったのです。
その原因は、米国株式市場が急落したからです。
 しかし、知人が言うには、
「なぜ、キヤノンの株価が、リアルタイムに米国株式市場と連動しなければならないのか。
仮に、米国経済が悪くなったと仮定しても、キヤノンの業績に影響するのは、数か月後ではないのか。
 個別の銘柄が米国株式市場と連動するとなると、米国株式市場の動きを予想しなければならないが、
米国株式市場が上がるか下がるかは、誰も予想できないはずである。
これでは、株式投資は、競馬と同じく、ギャンブルではないのか。」
 これに対しては、日本の株式市場には、
「米国株式市場が下げると、日本の株式市場も下げなければならない」という強迫観念があると、
説明するしかないでしょう。
 これで、キヤノンの株価が、何日か後に、6月23日の水準まで戻ってしまったら、
余計に、知人の不信感は強まるでしょう。
知人は、「6月24日、6月27日の急落は、いったい何だったのか」と言いそうである。

































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